コンティネンタルの「AdBlue」尿素センサシステム、最適なNOxレベル達成に貢献

2つの排出量テストで1位に
コンティネンタルは、同社の技術により開発された新しい「AdBlue」尿素センサシステムを搭載したドイツの高級車メーカーの新型車が、NOx(窒素酸化物)排出量テストで優秀な結果を収めたことを発表した。

ディーゼルエンジンからの窒素酸化物排出については、実験室値と実際の運転排出量(RDE)との間に大きな差が現れているため、雑誌「auto motor und sport」では、4つのディーゼルエンジンにPEMS(可搬型排気ガス測定システム)を搭載し、NOx排出量を計算したテストを行った。また、ドイツの環境団体「DUH」は、36台のディーゼルモデルに対し、詳細なテストを行っている。

そして、この両方のテストにおいて、コンティネンタルの技術による車両が第1位となったものである。

SCRシステムを効率化する尿素センサ
コンティネンタル、パワートレイン部門のエンジンシステム事業部門長であるWolfgang Breuer氏は、次のように述べた。
「これらの先駆的な新しいエンジンシリーズを開発する上で、我々が貢献できることを嬉しく思っています。 実際の運転条件でのテスト結果は、効果的な排ガス処理と組み合わせたディーゼル技術によるCO2排出量の低減が、温室効果ガスの削減に重要な役割を果たすことを明確に示しています。」(プレスリリースより引用)

1位となった4気筒ディーゼルエンジンは、排気ガス処理のためにSCR(選択的触媒還元)技術を使用し、インジェクタがAdBlue尿素を排気管に加え、触媒コンバータの中で化学プロセス選択的触媒還元を引き起こす。その結果、窒素酸化物の排出量が大幅に削減されることとなる。

電子制御ユニットなど高性能のコンポーネント
コンティネンタルが提供する「AdBlue」尿素センサシステムの主なコンポーネントは、インジェクタ、ポンプを含むタンクフランジモジュール、および独自の電子制御ユニットである。この電子制御ユニットは、エンジン制御ユニットと連結され、インジェクタを制御するだけでなく、ポンプ圧力を調整し、例えばAdBlueタンクの充填レベルを診断する。

パワートレイン部門の事業責任者であるMarkus Distelhoff博士は、次のように説明した。
「このモデルは、AdBlueタンク内の流体の尿素濃度を測定する最初のシステムの1つです。タンクフランジモジュール上の尿素濃度センサによって、システムは、水または濃度が非常に低い溶液でタンクが満たされているかを検出します。」(プレスリリースより引用)

ここで、SCRシステムは、排ガス処理の最適動作温度を保証するために、アンダーボディ部分ではなく、エンジンに直接配置される。これはまた、コンティネンタル初の水冷式AdBlue噴射弁が作動する200度以上の周囲温度に対応するようにインジェクタを設計する必要があることも意味している。

また、尿素溶液はマイナス11度以下の温度では凍結するため、SCRシステムは寒さから保護する必要があり、タンクフランジモジュールとインジェクタは加熱できるラインで接続されている。

(画像はプレスリリースより)


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